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■ ソルジャーの悩み
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戦いから開放されて幾つかの年が流れた。 アイドル超人と呼ばれていた者たちは年をとり、 子を持つ父親になった者もいる。
年をとるたびに落ちていく筋肉、顔に刻み込 まれていく皺。
キン肉マンソルジャー、本名はキン肉アタル。 そんな彼だが、実は悩みを抱えていた。 スグルの息子である幼い万太郎の顔を見た帰
りに、彼は盟友であるバッファローマンと出会 った。 素顔と一体化しているかのようなマスクを装
着しているキン肉族の中で、ソルジャーだけは 表情を隠すマスクを被っている。 「それで、髭が欲しいわけだ」 ソルジャーの悩みを聞いたバッファローマン
は顎をさすりながら考え込む。
「だったら、ロビンマスクに聞いたらどうだ?」 最近になって鉄の髭を付
けた顔を見て笑ったのを思い出したのだ。 「アタル殿は髭が欲しいというわけですな」 突然の来客に対しても冷静に対応する姿は、
まさに紳士であった。 「分かりました、ぜひとも協力させていただこ
う。ロビン家御用達の髭職人を紹介します」 「では、どのような髭に致しますか?」
「基本は鼻髭だが、お客さんの場合だと顔が丸
いからね。あご鬚にしてみるかい」 2時間ほどで完成した髭をマスクに付ける。
鉄製ということもあって少し重いが、鏡に映っ た顔からは貫禄が満ち溢れていた。 気に入ったソルジャーは礼もそこそこに、自
分の髭をバッファローマンに見せつけた。 「似合うじゃないか」と言われた。 さらに上機嫌になったソルジャーだが、弟の スグルに大笑いされてしまい、思わずアタル版 マッスルスパークをかけたのは言うまでも無い。
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‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ Benjaminさんから頂きました! 「キン肉マンソルジャーの髭をテーマにしてみました。 とのことです。 2世での兄さんのヒゲはたしかに謎です。 ロビンのヒゲも謎なんですがね(笑) ロビン家はマスク手製のようですから ステキSS、有難うございました!
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